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留学体験記

留学体験記一覧:スペイン

4期生 鈴木 凌

留学国
スペイン、バルセロナ、バルセロナ自治大学
留学テーマ
異文化との遭遇、世界を知る
留学期間
1年
費用

準備費: 30万円(保険料、渡航費)、生活費: 月10万円計100万円(家賃、食費、込み)、旅行費: 40万円

奨学金の種類

JASSO奨学金: 月8万円、埼玉初世界行き奨学金: 20万円

履修内容(メインで勉強した科目等)

アジアの歴史、アジアの現代史、スペイン語-日本語翻訳

課外活動(クラブ活動、インターンシップなど)

東日本大震災の被災者による講演の補助や、Matsuri Japanというバルセロナで行われる日本の祭りイベントの運営ボランティア

学んだこと、身に着けた力
  • 環境適応力:異なる文化などにも素早く適応した。課題解決力: 多くの困難に陥ったが、多角的にその問題を考えて解決を目指した。
  • 行動力:自ら積極的に行動し、何事にもとりあえずやってみる精神で実践

体験?感想

自分の取り組み(何を考え、どう行動したか)

まず自分が最も意識したのは、アジアの留学先にありがちな、自分たちと同郷の留学生やアジアの学生で固まることをしないことを一番に意識して留学に出発した。ヨーロッパに行くのならヨーロッパの人々、特に現地の人々と深く繋がりたいと考えていたためである。実際に、そのおかげで留学先ではわからない情報に触れることができたら、現地の人々とより近しい関係になることができたと感じている。

また、旅行に行く時には積極的に現地の人々と関わりを持ったり、マイナーな場所に行ったりして、自分の目で観光用に整備されたような場所だけではなく、現地の生活が垣間見えるような場所にも行った。時には宿を取らずに弾丸で何日も行動したり、野宿をしたりもした。これによって自分の今まで生きてきた世界がいかに狭く、閉じた世界であったかを知ることができ、意識の変化や大きな成長に繋がった。

休日の活動

スペインの友人たちと集まって食事などをとったり、お話をしていた。コミュニケーションは英語とスペイン語で行われていて、ここで語学力が伸びたと感じている。行事ごとにも積極的に現地の人に混じって参加していた。これは全て現地のスペイン人の友人の助けがあったからこそできた。

また、個人でヨーロッパの国や都市に旅行していた。数時間で他の国や都市に行くことができるため、日帰りなどでも色々な場所に行った。日本とは違う様々な場所や人に触れることを目的としていた。

成果、自分の成長した部分

言語的にコミュニケーションが困難でも、人と心を通わせることができるようになった

理由: スペイン人の方達は基本的に英語が苦手で、スペイン語がコミュニケーションを取る上で必須となっていた。しかし、自分はそれができなかったが、心を通わせることができ、信頼できる友人を何人も作ることができた。スペイン語が話せる人でもそうなるわけではないという周りの状況を鑑みるに、言葉はツールでしかなく、大事なのは心で、どのように対応し、行動するかなのかだということがわかったため。

「GT生」として留学する理由、意義とは何だと考えるか

留学自体はGTに所属していなくてもすることができる。しかし、GTにはたくさんのことを経験した先輩がいて、何か聞きたことがあった場合や、留学の手続き、履修登録、留学先の決定などに関して気軽に相談できる環境が整っている。また、頼れる先生方がいて、GT生は多くのサポートを受けることができるメリットがある。

後輩へのメッセージ

どんな国、どんな都市に行っても、絶対に学ぶこと、学べることはそこら中にあると思います。そこはどのように行動していくかという自分次第です。ただ淡々と過ごすのではなく、自分を大きく成長させてくれる留学を是非埼玉大学でしましょう。

8期生 田村碧

留学国

Spain、Autonomous University of Barcelona

留学テーマ

知的好奇心の獲得

留学期間

2022年9月~2023年7月

費用

準備費用:38万円(航空券、保険など)、生活費:月9万円(家賃、食費など)、旅行費:49万円

奨学金の種類

埼玉発世界行き奨学金地域活躍型コース:20万円

履修内容(メインで勉強した科目等)

政治科学系統(世界の民主主義、宗教学など)

課外活動(クラブ活動、インターンシップなど)

特になし

学んだこと、身に着けた力

チャレンジ精神:どんな困難な状況でもあきらめずに挑戦する力を身につけることができた

積極性:留学前はあまり物事に対して積極的ではなかったが、留学中に自分の世界を広げるために積極的に活動、行動することを身につけることができた。

体験?感想

私が留学したバルセロナ自治大学の政治科学部の大多数がヨーロッパから来た学生でした。また、留学先での講義はすべて英語で受講しており、グループワークやディスカッションが中心でした。当初は自分の意見をほとんど伝えることができませんでしたが、自分の意見や考え方をしっかり言葉で伝えることはGlobalな環境では必須要件だと感じています。現地の学生と交流を積極的に進め、自分の意見をしっかり伝えられるようにすることを自らの課題とし、取り組んできました。日本人で固まりがちな海外留学ですが、できる限り現地の学生とコンタクトしていくことで厳しい環境に自ら身を置き、自身の改革も図りました。結果、英語力と合わせて、スペイン語も(まだまだですが)日常会話程度が対応できるようになりました。

寮ではスペイン人学生とルームシェアをして暮らしていました。文化の異なる人達と暮らすには相手をリスペクトし、しっかりとコミュニケーションをとることが大事なのだということを学ぶことができました。また、このルームシェア生活のおかげで友人の輪が広がったように思います。ルームメイトやその友人たちにスペイン語を教えてもらったり、日本のお菓子を一緒に食べたり、サッカーの試合を観たり、カードゲームを一緒にし、交流を深め、さらに仲良くなることができました。

休日は大学の友人とピクニックをしたり、街を散策したりしました。授業の大半が前述したようにグループワークやディスカッションなので教室で積極的に話しかけて友人を作りました。バルセロナは市内に世界遺産が3つ(アントニ?ガウディの作品群、カタルーニャ音楽堂、サン?パウ病院)あり、街を歩くだけでもとても楽しかったです。また、時間の流れ方も日本と比べてせかせかしておらずリラックスして休日を過ごせました。私はもともと人と話すのが好きなので友人と過ごす休日はかなり気分をリフレッシュするのに役立ちましたし、同時に英語力も上がったように感じます。

「GT生でよかった」と感じたエピソード

一緒に留学生活を頑張っている仲間がいるという心の支えがあったことです。つらい状況の中でも他の国で頑張っている友達がいるという存在はかなり大きかったです。もしGT生でなかったら留学をする仲間を見つけることが困難になり、留学先でさらに孤独を感じてしまっていたと思います。GTはカリキュラム上、同学年のGT生はもちろん他学年のGT生とも授業がかぶることが多いので一緒に留学を頑張る仲間を見つけやすく絆が深まる印象があります。また、一般の経済学部の学生と違い、GT独自のカリキュラムや授業(英語での履修)があり、これらの講義や経験(1年夏の模擬国連参加など)が留学先でも役に立ちました。

後輩へのメッセージ

留学は困難もたくさんありますが、絶対にするべきだと思います。留学でしか得られない経験は自分の人生での糧、財産になります。ぜひGTの制度で留学し、自分自身をさらに成長、ステップアップさせましょう。