学部案内
- トップ
- メジャー 経済分析
メジャー 経済分析
「経済分析」メジャーは、経済学部として最も基礎的な分野を勉強することで、次の3点を専門基礎学力として身につけます。
経済状況を総合的?分析的に思考するための経済学的思考力、
経済現象を歴史的、国際的に考えることのできる能力、
経済分析に必要とされる数量的スキル
みなさんは、このメジャーに所属することで、たとえば、「GDPとはどういう概念か」、「お金は経済においてどのような役割を果たすのか」、 「いわゆるアベノミクスによって経済はよくなるのか」、「日本の財政赤字をどうすべきか」などといった問題を、自分の頭で考えることになります。
「経済分析」メジャーは、経済学部卒業生の進路の2大分野である金融業、公務員に進もうとする人に最適なメジャーです。 さらに、経済学の基礎学力は、海外の経済学系大学院に進学する際にも必須の能力です。
必修科目
ミクロ経済学/マクロ経済学/日本経済論/Introduction to Economics
選択必修科目
環境経済学/日本経済史/応用経済理論/計量経済学/国民経済計算論/経済数学/労働経済論/金融論/経済政策論/財政学/地方財政論/マルクス経済学/国際経済論/西洋経済史/経済学史/International Economic Theory
今を生き、未来を拓くために
「経済」とは何か?「人間が、他者と関わり合うことによって、生かし、生かされる営み」だというのが、私の答えです。
人は、一人では生きていけません。誰かが食料を生産?加工し、流通業者がそれを小売店に卸し、小売店がそれを売ってくれるから、あなたは空腹を満たすことができます。そして、あなたが食料を買うときに必要な所得に恵まれるかどうかは、雇用の動向に大きく左右されます。モノやサービスが生産され、そこで雇用が生み出されてこそ、私たちは生きることができます。
さらに、私たちはより直接的な他者との関わりによっても生かされています。この世に産み落とされたとき、ただ一人で放置されたら、あなたの人生は数日で終わります。その後も、家族、友人をはじめ幅広い人々との関わりがあってこそ、人は生きることができます。
直接?間接に他者と関わり、生かし、生かされる。こうした関わり合いの網の目がうまく成り立ってこそ、人は人として生きることができます。それはいかにして可能なのか?これが「経済学」の核心的な問いなのです。
解くべき謎は尽きません。グローバル経済はどこへ向かうのか。経済成長はいかにして可能なのか。そもそも経済成長は人に幸福をもたらすのか。まっとうな働き方を実現する条件は何か。 年老いても、障がいがあっても、小さな子どもでも、誰もが人間らしく生きられる社会をどう創っていくのか。
経済学を武器に、これらの問いに挑もうではありませんか。