ウクライナの全国教師向けの雑誌にインタビュー記事が紹介されました(留学?国際交流課留学生相談員 趙丹寧)
2024/9/9
ウクライナの全国教師向けの雑誌『Foreign Literature in Ukrainian Schools』に趙 丹寧(Danning Zhao)留学生相談員?非常勤講師の活動についてインタビュー記事が掲載されました。記事はこちらからご覧いただけます。
記事の要旨
2022年にウクライナがロシアの侵攻を受けて以来、多くの学校が破壊され、教育事業が大きな打撃を受けました。危機的な状況にあるウクライナの生徒と教師を支援するため、2024年1月に本学教員とウクライナ教育関係者が共同主催の“Morita Therapy in Educational Activities in Ukraine”(森田療法によるウクライナ教育活動への支援)活動が始動し、主な活動として、毎月オンライン上の教師グループ心理教育などが行われてきました。(参考記事 ウクライナ教師向けの第5回グループ心理支援が行われました)
8月11日に、活動主催者の趙丹寧(Danning Zhao)留学生相談員がウクライナ教育関係の雑誌社から取材を受けました。
取材では、活動を始めたきっかけや活動内容のほか、日本のウクライナに対する支援と日本の学校教育も紹介しました。グループ心理教育の内容は、日本の精神療法である森田療法をベースに、日本側とウクライナ側の主催者が理論と現実をすり合わせて、一緒に作り上げてきました。12名の参加者は激戦地を含むウクライナの各地域におり、砲撃や停電などの困難を克服して参加し、率直に意見交換をしてきました。毎回3時間近くのセッションが終わる頃には、国や地域を超えたオンライン上で温かい空気が生まれ、全員を優しく包み込みました。最後に、ウクライナ教師と児童へのメッセージとして、体の自然治癒力と精神の回復力を信じ、自分のつらい感情を認めながらも建設的な行動をして現在に集中し、仕事に全エネルギーを使い果たさないで自分のケアなどをして、精神健康を保つようにと伝えました。
記事名 | How to help teachers during the war to preserve their mental health? Interview with psychologist Danning Zhao |
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