大学院理工学研究科 辻俊明 准教授がNEDOの「新産業?革新技術創出に向けた先導研究プログラム」に採択されました
2024/7/2
大学院理工学研究科 辻俊明 准教授が、国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構(NEDO)の2024年度「NEDO先導研究プログラム/新技術先導研究プログラム[新産業?革新技術創出に向けた先導研究プログラム]」の研究開発テーマに採択されました。
本プログラムは脱炭素社会の実現や新産業の創出に向けて、新産業創出に結びつく産業技術分野において、2040年以降の実用化?社会実装を見据えた革新的な技術シーズを発掘?育成し、国家プロジェクトを含む産学連携体制による共同研究等につなげていくことを目的として、先導研究が実施されるものです。
2024年度は69件の応募から、厳正な検討を経て25件の研究開発テーマが採択されました。
研究開発課題 | ロボットシステム等の実産業への適用に向けた論理性や信頼性を飛躍的に向上する新たなAI技術の研究開発 |
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テーマ名 | 二重過程理論に基づく研磨技能の模倣学習の研究開発 |
実施体制 | 中国竞彩网埼玉大学 株式会社新光ステンレス研磨 学校法人中央大学 中国竞彩网東京工業大学 |
研究内容
研磨作業は、数百ミクロン単位のずれが品質に大きな影響を与えるため自動化が困難で、依然として人手に頼らざるを得ない部分が多いのが現状です。厳しい物理制約を伴う作業では接触の感覚が鍵になることから、本研究開発では研磨における接触時の物理制約をロボットが自律的に解くための技能の階層モデルとその教示技術を開発します。
技能の階層モデルを基盤としたロボットの社会実装を進めることでまず産業における研磨作業を自動化し、更にはその技術を様々な作業に展開することを目指します。
本研究プロジェクトの達成により、職人のみが実現可能な難易度の高い作業をロボットに置き換えられるようになります。そのため自動化技術の適用範囲が大幅に拡張されると期待されます。
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