2013/03/28
概要
中国竞彩网 埼玉大学 理工学研究科 物質科学専攻の博士後期課程の吉川武宏君(高柳研究室)の論文がChemical Physics Letters誌(インパクトファクター=2.337)のEditor’s Choice論文に選ばれました。Chemical Physics Letters誌は物理化学分野の伝統ある欧文誌で、年間約1000報の論文を掲載しており、そのうち約30報がインパクトの高い研究成果としてEditor’s Choice論文に採択されています。吉川君は核の量子性を取り入れた新しい動力学理論を開発し、水クラスターアニオンの電子励起状態の緩和過程に適用しました。その結果、核量子性が緩和時間に大きく影響していることを明らかにしました。
”Application of ring-polymer molecular dynamics to electronically nonadiabatic excess electron dynamics in water clusters: Importance of nuclear quantum effects,”
Takehiro Yoshikawa and Toshiyuki Takayanagi, Chem. Phys. Lett. 564, 1-5 (2013).