41キーワードチューブフォーミング,曲げ,加工特性,変形特性,FEM<超薄肉方形管の曲げ加工による断面変形><偏肉管のプレス曲げ>■?研究概要チューブ材は軽量かつ高剛性で自動車のメンバーなどに適用されている.どの産業界においても軽量化による省エネルギーや省資源が叫ばれており,薄肉化したものや適材適所に偏肉をさせた製品開発が求められるようになってきています.チューブ材の2次加工として曲げが代表的であるが,曲げ後の偏肉化は製品設計者を悩ます問題であり,曲がり管の減肉による製品の強度不足の懸念が払拭できないでいます.これらの問題を解決するために,私は研究を行っています.具体的には,衛星部品などに用いられる導波管と呼ばれる超薄肉チューブ材の曲げ加工に関する研究を行っています.また,素材の段階で偏肉させたチューブ材を適用し,2次加工で曲げ加工を施し,偏肉のない均等な肉厚を持つ曲がり管を得ることを目的とした研究を行っています.■?産業界へのアピールポイントパイプやチューブ材の曲げ製品は大小さまざまな断面形状があり,自動車や建築物などの構造部品,流体を流す配管,計測?医療などの精密部品に至るまで幅広い産業分野で適用されています.チューブフォーミングは特殊な専門加工技術を必要とし,今後もその加工技術の発展は望まれています.■?実用化例?応用事例?活用例●軽量化を目指した導波管へ応用●自動車のフレーム,メンバーなどへの応用内海?能亜(ウツミ ノア) 教授教育学部 生活創造講座【最近の研究テーマ】●面内曲げ加工技術の開発●浮動拡管プラグ曲げ技術の開発●各種曲げ加工に必要な治工具開発●塑性加工に関するFEA特殊な肉厚を持つチューブフォーミング技術の開発
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