saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■?研究概要■?産業界へのアピールポイント収穫野菜を長持ちさせる技術を提案します。野菜劣化、液胞、植物老化、細胞死、オートファジー、活性酸素、タバコ培養細胞、ヒメツリガネゴケキーワード生物は成長しながら常時、自分の体を分解しています。自己分解のメカニズムのひとつにオートファジーがあります。オートファジーは、細胞が自らの成分を液胞やリソソームという細胞小器官で分解する現象です(図1)。細胞の中でオートファジーが起こり、自己の構成成分が分解されることがどういうことにつながるのか、まだ充分に理解されていないことが多いのですが、オートファジーは細胞の生命活動と密接に関係していることがわかり始めています。オートファジーを制御できればヒトの病気を治すことができると考えている研究者もいます。私たちは、オートファジーを制御することで植物の寿命や老化(図2)を制御することができ、食糧植物の収量増加や収穫後の植物劣化の減速(食糧ロスの減少)につなげることができると考えています。●迎恭輔、森安裕二、井上悠子 (2015)環境ストレスに対する植物の耐性を強化する方法 特許出願2015-082229【最近の研究テーマ】●液胞の形成機構の解明●オートファジーの経路とその生理機能の解明●細胞死の機構の解明森安 裕二 教授/井上 悠子 助教 大学院理工学研究科 生命科学部門 生体制御学領域森安 裕二 教授井上 悠子 助教〈図1b. オートファジーを実行しているタバコ細胞〉〈図1a. タバコ培養細胞〉〈図2. 植物の自然老化〉グリーン?ナノ材料61
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