saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■?研究概要■?産業界へのアピールポイント■?実用化例?応用事例?活用例軽くて丈夫。でも、壊したい時に壊れる。材料強度、高精度予測、軽量化、破壊コントロールキーワード【最近の研究テーマ】●半導体量子ドットのひずみと発光特性の評価●シリコン太陽電池の破損と発電効率の評価●応力腐食割れ?疲労の超音波法による非破壊検出??http://zairiki.mech.saitama-u.ac.jp/index.html荒居 善雄 教授大学院理工学研究科 人間支援?生産科学部門 生産科学領域機械材料の強度を高精度に予測する方法について研究しています。専門は、材料力学と言う分野で、伝統的には、十分な強度を持ち、軽量な機械を設計するための基礎研究分野と位置付けられています。また、使用中に材料が破損した場合の原因の究明のために、材料力学の知識と破壊の仕組みを組み合わせた、フラクトグラフィと言う技術が用いられてきました。近年、軽量化の要求は高まる一方です。また、壊したい時に、壊したい形状に壊す技術が要求される場合があります。その為に、強度を予測する精度を向上させ、意図したとおりに壊せるようになる為の研究も行っています。●機械材料?部品の強度を高精度に予測するシステムを構築●機械構造の破損原因をフラクトグラフィにより究明●機械のニーズに応じて破壊をコントロール●投擲型消火弾(投げるときには壊れず、壁に衝突した時に確実に壊れる容器)●複合圧力容器(軽量で高圧の繰り返しに耐える容器)〈投擲型消火弾の破壊〉〈破裂した複合圧力容器〉ものづくり27

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