saidaiseeds2016-17
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埼玉大学研究シーズ集2016-17■?研究概要■?産業界へのアピールポイント加熱しないで機能性成分を増やす食品、野菜、果実、豆類穀類、水産、蓄肉、卵、調味料、非加熱加工、凍結解凍、高圧処理、分析(成分、におい、食感、機能性)、殺菌キーワード機能性をうたう健康食品の摂取もいいですが、食素材そのものの機能性が向上できれば、より質の高い食生活が実現可能であると考えます。凍結解凍や超高圧処理は、加熱調理加工に比べて、有用な成分やにおいなどの品質を落とすことなく、食感を変化することができます。大豆、タコ、鶏肉などにおいては、機能性成分を増やすとともに、食感の軟化した食素材を作ることに成功しました。●従来法および新規測定法を積極的に取り入れ、食品の様々な品質特性を評価します●全く新しい視点での加工技術および食素材の開発を行っています●あらゆる食品を対象としています【最近の研究テーマ】●高食物繊維大麦粉の粘度低下技術の開発●新規調味料のにおい特性の解明●緑茶の新規加工法の開発●熱帯果実の保存性向上技術の開発上野 茂昭 准教授教育学部 生活創造講座〈冷凍することで筋肉の中に氷が出来て筋肉の繊維を壊してしまう〉ライフ103

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