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箏曲の魅力と奥深さに触れる-榎戸二幸氏特別講義氏をお招きした講義を開催-

2024/12/23

講義後の集合写真

日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。

12月19日(木)の講義では、榎戸二幸氏を講師としてお招きし、「世界の人々を結ぶ箏曲の調べ」と題した講義を開催しました。
榎戸先生は、東京藝術大学を同部門首席(アカンサス音楽賞)で卒業し、その後、文化庁の「文化交流使」として欧州に派遣され、また、東京オリンピック誘致のために活動、さらには欧州管弦楽団との共演等世界35ヵ国で演奏され、国際的に活躍されています。

講義ではまず、「口伝(くでん)」と呼ばれる、師匠から弟子へと技術や精神を伝承する手法について解説がありました。この伝統の奥深さに触れながら、箏の演奏方法や美しく奏でるための技法についても教えていただきました。そして、榎戸先生の演奏で箏曲「六段の調べ」「春の海」など3曲が披露されました。優雅で繊細な音色により会場は日本の伝統音楽の世界に包まれました。

また、今回は学生たちにサプライズが用意されおり、榎戸先生の東京藝術大学の後輩であり、現在は音楽家?テノール歌手として活躍する曽部遼平氏が登場。榎戸先生の箏と曽部氏の歌唱による日本の名曲「ふるさと」の演奏パフォーマンスが行われ、文化と音楽の融合を感じることができました。その後、今度は参加者全員で「ふるさと」を合唱しました。

講義終了後には、参加者が実際に箏の演奏を体験する時間も設けられました。初めて箏に触れるという方も多く、榎戸先生から直接指導を受けながら、その音の美しさと奥深さを実感していました。

この講義を通じて、日本の伝統音楽である箏曲の魅力と、それを支える文化的背景への理解が深まりました。

箏曲を演奏する講師の榎戸先生

「ふるさと」を演奏する榎戸先生と歌唱する曽部氏
箏を体験する学生
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