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新入生への学長特別講義「シン?学問のすすめ~大学生の心理とアイデンティティ形成」が終了しました

2024/6/20

6月11日(火)に、第1タームの学長特別講義「シン?学問のすすめ~大学生の心理とアイデンティティ形成」(担当教員:趙丹寧)が8回の講義を経て、終了しました。

大学生はアイデンティティの確立などの課題を抱えており、特に新入生は環境変化が大きいため、メンタルヘルスのリスクが高いといえます。九州大学が行った研究の結果(『大学生のメンタルヘルスの実態とその関連要因に関する疫学研究』,高柳他,2017)によると、抑うつ症状を持つ人は27.0%であることが示され、入学直後の心理教育の重要性が示唆されました。
その示唆を受けて今回の特別講義が実施され、第1回の講義に登壇した坂井貴文学長は「学生たちが複雑化していく社会の中で、正解のない問いを自分なりに考え、自分らしさと平静さを保ち、他者の助けを求めながら成長していけることを期待しています」と学生へ思いを伝えました。
講義では、本学教員やビジネス実務家、海外研究者などが講師として登壇し、大学生活と人生の幸せ、学習上の困難と克服、感情と自分への思いやり、人間関係、恋愛と多様な性、自己と心理療法、学内の支援機関、キャリアとレジリエンスといった内容を学びました。

135名の新入生が履修し、積極的な姿勢で講義に参加をしました。講義終了後には、自主的に心理教育を学んでいく取り組みである自主ゼミに74名が申込み、今後も心理教育について学び続けます。学生たちからは、「講義を通し自分を見つめ直してみて、自分を肯定することができた」、「自分になかった思考を取り入れることができた」、「不安でいっぱいだった大学生活の始まりを乗り越えることができた」などの声が寄せられました。

埼玉大学合唱団と坂井学長?受講者との合唱の様子
ドイツMax Planck Institute for Empirical Aesthetics
のEugen Wassiliwizky研究員がゲストとして講義に参加
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