日本の仏教と神道を学び、日本の祭りについてディスカッション —平泉公式ガイドVincent Cumming氏を招いた講義を開催
2023/12/20
講義後の集合写真
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
12月14日(木)の講義では、平泉公式ガイドを務めるVincent Cumming氏を講師としてお招きし「An Introduction to Japanese Buddhism and Shintoism」をテーマに講義を行いました。
仏教誕生や基本の教え、日本における仏教の広がり、日本における宗派についてお話いただいた後、如来、菩薩、明王といった仏教用語についても解説いただき、馴染みがあるものの深い意味を知る機会がなかった用語について学びを深めました。続いてお話いただいた神道は、古事記や日本書紀の紹介から日本の祭りまで幅広く解説いただき、講義後のディスカッションへ向けたイントロダクションとなりました。
最後にVincent氏がガイドを務める平泉の毛越寺や中尊寺、そして奥州藤原氏に触れ、マルコ?ポーロが東方見聞録の中で伝える「黄金の国ジパング」は中尊寺金色堂が由来になっているという説があることや、平泉は平安~鎌倉時代に日本第2の都市として繁栄したことなどを説明いただきました。
講義の後には、「もし自分が外国人旅行客のガイドだったら、どのお祭りを紹介したいか」をテーマに、毛越寺二十日夜祭、盛岡さんさ祭りなど6つの祭りを動画で鑑賞したあと、各グループがディスカッションを通して紹介したい祭りを1つ選び、発表しました。留学生からは冬に褌姿の人に水をかけるお祭りなど、他の国や宗教ではなかなか見ることのできない伝統行事に驚きの声が上がるとともに、日本の多様なお祭りを是非経験したいとの声が多く聞かれました。
Vincent Cumming氏
講義の様子
ディスカッションにさきがけ
日本の祭りを鑑賞
各グループが6つの祭りから外国人観光客に
紹介したい祭り1つを選び発表しました