ASEANを多様性から学ぶー日本アセアンセンター事業部長をお招きした講義を開催
2023/5/17
講義後の集合写真
教養?スキル?リテラシー科目の講義「Introduction to International Relations」は、日本と世界との結びつきを第一線で担っている主要国在京大使館や国際機関の皆さんなどを講師にお迎えし、グローバルな問題への理解や国際的な視野の涵養を目指した国際共修授業です。ホームページでは、講義の様子を毎週お伝えしています。
5月11日(木)の講義では、日本アセアンセンター事業部長 Ms. Rafaelita C. Castro を講師にお招きし、「The Diversity of ASEAN」をテーマに講演いただきました。
講義ではまず、ASEAN諸国の場所を確認し、「島々からなる海に囲まれた国」もあれば「海を持たない内陸の国」もあるという地形的なダイバーシティについて確認し、その地形的な多様性がASEAN地域内に様々な民族?文化を生み出したことを説明しました。続いてMs. Castroは言語や宗教の多様性にもふれ、タイとラオスは同じlanguage familyなので互いに話している内容は理解できることや、ASEAN地域内における宗教の構成はイスラム教が約40%、仏教徒が約25%、キリスト教徒が約21%であり、そのほかヒンドゥー教等の宗教があることを説明しました。
講義後半にはASEANの経済に着目し、GDPにおける観光業の割合が非常に高いことや、各国が日本へ輸出している品物、逆に日本から輸入している品物について説明がありました。
講義を受講した学生からは、「講義の後、スーパーマーケットへ買い物に行ったが、原産国の多くが東南アジアで、身近なところで東南アジアの発展を感じることができた。」「シンガポールを訪れた際に、多様性に驚いたことがある。これだけ様々な人が暮らすのに衝突が起きないのは、お互いを尊重する意識が高いのだろう。」といった感想がきかれました。
日本アセアンセンター事業部長
Ms. Rafaelita C. Castro
講義の様子