日本建築から日本の心を学ぶーAgim Reci氏を招いた講義を開催しました
2022/12/20
講義後の集合写真
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
12月15日(木)の授業では、東京大学大学院にて都市工学を学び、博士号を取得後、東京大学先端科学技術研究センターで研究?教鞭を執られていたDr. Agim Reciを講師としてお招きし、「Japanese Architecture」と題した講義を開催しました。
今回の講義は英語で行われ、世界の歴史的な建造物と同時代の日本建築の国際比較を行い、縄文時代から東大寺等の仏教や伊勢神宮等の神道の建築、白鷺城の城郭、明治、現代建築まで解説。Agim氏からは、日本建築の精神は「Eliminating Inessentials(余分なものは取り除く)」という研ぎ澄まされた美にあると説明がありました。
また、Size, Gardens, Facades, Rebuilding等の、日本建築で見られる14項目についても説明いただきました。どのエレメントが日本建築の中で一番大切に思うかとのAgim博士から学生に対する問いにはGardenが選ばれ、石庭や坪庭等、日本建築独特の「庭」に美しさを感じる学生が多く見られました。
Dr. Agim Reci
講義の様子