北極をめぐる今を学ぶ-元北極担当大使 白石 和子氏を迎えた講義を開催ー
2019/5/29
講義後の記念撮影
埼玉大学教養学部では、日本と世界との結びつきを第一線で担って活躍されている方々を毎回講師にお招きし、講義や意見交換を通じてグローバルな問題を理解し、視野を広げ、自分の意見を形成することを目的とした講義「International Development Policy and Management」(コーディネータ:加藤 基 埼玉大学フェロー)を開講しています。
5月23日(木)に開催された第4回目の授業では、「なぜ、いま北極か?」をテーマに、元北極担当大使の白石和子氏に講義いただきました。
講義はまず、「北極とは何か」、「南極とは何が違うのか」等について、シロクマは北極にしか存在せず、ペンギンは南極にしかいないことや、日本は南極へは昔から昭和基地をはじめとする調査施設を設置しているものの、北極については1990年代になってからやっと設置した等、トリビアも交えながらお話しいただきました。
そして、地球温暖化が北極にもたらす影響や、北極海航路、エネルギー資源、漁業資源、海底ケーブル等、北極を取り巻く安全保障環境の変化、主要国の政策、日本がすべきこと等、普段の生活では中々思いをはせる機会が無い「北極」という地域について、めったに聞くことの出来ない貴重なお話しを伺いました。
参考URL
教養学部開設科目「International Development Policy and Management」|Webシラバス