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「スポーツは世界の共通言語」本学学生が外務省の派遣事業で卓球を通じた国際交流を行いました

2019/1/10

外務省が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS2018」ベトナム派遣(卓球交流)制度に、本学の経済学部2年四辻明大さんと工学部3年福江啓太さんが応募した結果、採択され、卓球を通じて日本とベトナムの相互理解を深めました。

今回のプログラムは、対外発信力を有する人材を派遣して対日理解の促進を図ること、日本の外交姿勢や魅力等について参加者から積極的に発信してもらうことで対外発信を強化することを目的として、2018年11月12日(月)から20日(火)まで実施されました。

〈参加した四辻明大さんからのレポート〉

11月12日(月)から20日(火)の9日間、外務省の派遣事業で一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が実施する対日理解促進交流プログラム「JENESYS2018」ベトナム派遣(卓球交流)に参加しました。
日本全国の大学の卓球部員が15人ほど集まり、共に有意義な時間を過ごしました。私自身は小学校2年生の時に父親に無理やり卓球を始めさせられて、今年で12年目になります。今は卓球部の主将を務めています。
このプログラムでは航空費、宿泊費、食費の支給など日本政府からサポートをいただき、非常に光栄でした。プログラムでは、ベトナムの卓球選手との交流以外に、ベトナムの日本大使館への表敬訪問や、ハノイに住むベトナム人の家庭にホームビジットも行いました。

【卓球交流について】
私たちが卓球をしたのはハイゾン省代表のジュニア選手たちです。ハイゾンという地域は卓球が盛んだそうです。卓球のレベルは私たちの方が高いと思いましたが、非常に熱い試合となりました。私自身、外国人選手と卓球をするのは初めてで貴重な体験になりました。そして、「スポーツは世界の共通言語」ということに改めて気付かされました。日本から遠い国でも、「言葉は違えどルールは同じ」ということはよく考えるとすごいことだと思います。

【卓球の用具が高価な問題】
卓球は、皆さんが予想するよりも、かなりお金がかかるスポーツです。ラケットに貼るラバーですが、良いものだとなんと1枚6,000円から8,000円もするのです。ラバーは両面に貼るのが一般的なので、2枚で1万5,000円ほどかかります。しかも、打ち続けている間にゴムの摩擦が低下したり、ゴムが切れたりするので、月に1回ほど交換する必要があります。
このように高価な卓球用具ですが、主に日本やドイツ、韓国などの先進国がラバーを製造しており、ベトナムはまだまだ物価が低いため、用具をそろえるのが非常に困難なのです。これは開発途上国に共通する大きな問題だと思います。
ベトナム滞在中に、ベトナムの障がい者卓球クラブの方とも交流をしました。その代表の方に日本から持ってきた中古のラバーを寄付したところ、非常に喜んでいただきました。ラバーを持って行って非常に良かったです。

【ホームビジット】
ホームビジットでは、ハノイに住む一般家庭にお邪魔しました。ベトナムの人々がどのような家に住み、どのような生活をしているのかを知ることができて、勉強になりました。特に、伝統的なマーケットに行ったときに見た、犬の丸焼きは衝撃的でした。本当は写真を載せたいのですが、不快な思いをしてしまう方もいらっしゃると思うので、控えます。毎日の食事、動物の命について考えるきっかけになりました。
受け入れてくださった家族は非常に親切でフレンドリーでした。次にベトナムに行く時にも連絡を取って、会いたいと思っています。

【最後に】
ベトナムが植民地時代に建設された収容所のことなど、まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、長くなるのでここまでにしたいと思います。素晴らしいプログラムを作ってくださった外務省および実施してくださったJICEの関係の皆様、渡航のサポートをしてくださった国際室の皆様、プログラムで関わった全ての方々、本当にありがとうございました!

JICAベトナム支部にて

練習場でハイゾン省のジュニア選手と

練習場でハイゾン省のジュニア選手と

ハノイの障がい者卓球クラブの方にラバーを寄付

ハノイの障がい者卓球クラブの方にラバーを寄付

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