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埼玉大学

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財務省国際局開発機関課 奥畑勇人氏(卒業生)による講義を開催しました

2018/6/13

埼玉大学教養学部では、日本と世界との結びつきを第一線で担って活躍されている方々を毎回講師にお招きし、講義や意見交換を通じてグローバルな問題を理解し、視野を広げ、自分の意見を形成することを目的とした講義「International Development Policy and Managementこのリンクは別ウィンドウで開きます」(担当:加藤 基 コーディネーター)を開講しています。

6月7日(木)は、本学教養学部の卒業生で現在財務省国際局開発機関課に勤務されている奥畑 勇人氏を講師にお招きし、「国際開発金融機関(MDBs)を通して行う日本の政府開発援助(ODA) アフリカ、中南米を中心に」をテーマに講義を行いました。

講義ではまず、政府開発援助(ODA)の基本が紹介され、日本はアメリカ、ドイツ、イギリスに次ぐ世界第4位のODA実績があることや、東海道新幹線や東名高速道路、火力発電所等の経済発展のインフラ整備が、戦後、世界銀行からの融資という形でODAを受け整備されたものであることが紹介されました。現在はODAのトップドナーとなった日本も、1990年に世界銀行からの借入金を完済するまではODAを享受する立場であったことに学生は驚いた様子でした。

講義の後半では、米州開発銀行(Inter-American Development BANK: IDB)を通じた金融支援と日本企業による技術教育を含めたビジネスへの展開や、アフリカ開発銀行(African Development Bank:AfDB)の5大重点政策である"The High 5s(エネルギー、農業、地域統合、民間セクター?インフラ、生活の質向上への支援)"とそれに対する日本の支援状況等が説明され、地域によって違うニーズに沿った支援状況が詳しく説明されました。

奥畑氏は埼玉大学在学中の2013年に本科目を受講しており、加藤コーディネーターからは「5年前には皆さんと同じように講義を聴く立場だった方が、今は金融面での国際開発援助に携わって活躍されていることは本当に喜ばしいこと。」とのコメントがあり、また奥畑氏は「当時は留学生の受講者はいなかったので、今日の講義に多くの留学生が参加していることに驚いた」と感想を述べられました。

次回講義は日本美食 Japan Foodie 創業者CEOの董 路(Lu Dong) 氏をお招きし、6月14日(木)に開催予定です。

講義終了後の記念撮影

奥畑勇人 氏

講義の様子

参考URL

教養学部開設科目「International Development Policy and Management」|Webシラバス このリンクは別ウィンドウで開きます

次回講義:「ベンチャー企業のレアリティ」このリンクは別ウィンドウで開きます

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