県内中小企業の技術者らがロボットを開発 埼玉大学で成果発表
2018/3/23
埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(先端ラボ)は2月28日(水)、ロボット開発人材育成実践セミナー成果発表会を開催しました。
本セミナーは、ロボットの設計や開発を担える人材を育成するため、埼玉県の「先端産業創造プロジェクト」の一環で、主に県内にある中小企業の技術者や研究者を対象に先端ラボが開催。当日は、昨年7月から14回にわたって行われたセミナーの受講者16名が4つのグループに分かれ、それぞれのチームが作ったロボットを紹介しました。
初めに、佐藤勇一 理事?副学長が挨拶し、先端ラボの綿貫啓一所長より、セミナーのこれまでの取り組みについて説明がありました。ロボットの発表では、開発のコンセプトやロボットの構成要素、開発スケジュールなどのプレゼンとともにそのロボットの動作が実演され、参加者の視線を集めていました。
また、講評として、株式会社朝日ラバー の代表取締役社長 渡邉陽一郎氏、株式会社 創健/株式会社 ソーケンメディカルの代表取締役 石渡弘美氏、一般社団法人 首都圏産業活性化協会の八木 誠氏をお招きし、貴重なご意見やアドバイスをいただきました。最後に、綿貫所長より所定の出席率を満たした受講者に終了証が手渡され、参加者からの拍手のなか閉会となりました。
発表されたロボットのなかには、自ら言葉を話したり参加者に挨拶をするなどユニークなものも見受けられ、これらの様子はメディアにも取り上げられました。
在庫管理ロボット ZAIKO
人のいない時間に清掃を行いつつ在庫を確認、不足をお知らせします。
スマートシャッター(カメラアシスタントロボット)
観光地などでスマートフォンを渡すと写真撮影します。
料理補助ロボット COOKヘルパー
調理者の3本目の腕として必要な調味料を探して手元に運んできてくれます。
みんなの車イス
運転補助や周囲環境の情報を補助者に知らせる機能があります。
講評いただいた方々
会場の様子
【参考リンク】