埼玉大学連続市民講座part8「埼玉を流れるもの -水と人-」第5回を開催しました
2017/11/28
埼玉大学と読売新聞社さいたま支局との共催による連続市民講座part8「埼玉を流れるもの -水と人-」の第5回を11月18日(土)に開催しました。今回は、科学分析支援センターの藤原隆司准教授を講師に「秩父の自然の恵みを活かす~森と水と人との関わり~」と題した講演が行われました。
藤原准教授は、秩父の森には様々な種類のカエデがあり、このカエデから得られる樹液の活用方法を地元NPO、高校と埼玉大学が共同で研究開発を行い、特に濃縮した樹液をミツバチに与えることで、従来の「はちみつ」と同等の成分のみならず固有の特徴を持つみつを得ることができたことの報告を行い、さらにこの技術を応用して果樹液などを用いた新しいみつ(「第3のみつ」)の開発が行われていることを説明しました。
また、現在、秩父ミューズパーク内にある「MAPLE BASE」で販売されているメープルシロップや、第3のみつ「秘蜜」などの展示もあり、休憩時間にはたくさんの受講生が興味深く観覧する様子もありました。
当日は、今年一番の寒さを観測するなか、約230名の方にお越しいただきました。講演後にご協力いただいたアンケートでは、「埼玉大学の、地域に根付いた意義ある活動として、今後とも是非続けていただきたい。」などの感想が寄せられました。
熱心に聴講する受講者のみなさん
展示品の紹介をする藤原准教授
次回(最終回)は12月16日(土)に、教育学部の谷謙二准教授による「『今昔マップ』でみる明治以降の埼玉における交通の移り変わり」と題した講演を行います。
どなたでも受講でき、事前の申込みも不要ですので、お気軽にご参加ください。皆さまのお越しをお待ちしております。
【参考リンク】