埼玉県立近代美術館 MOMASコレクション(収蔵品展)第3期に埼玉大学所蔵資料が展示されています
2017/11/15
埼玉県立近代美術館(MOMAS:The Museum of Modern Art, Saitama)で行われているMOMASコレクション2017年度第3期(2017年10月7日~12月24日まで開催)に、埼玉大学図書館及び教育学部の所蔵資料が展示されています。
「近代浦和?文化の景色」コーナー
埼玉大学が出品協力した資料の展示
本学が出品協力しているのは、「近代浦和?文化の景色」コーナーにおいて、明治期以降に文化都市として発展してきた浦和における重要な存在として、共に埼玉大学の前身である、埼玉県女子師範学校や旧制浦和高等学校で学び、過ごしていた学生たちの活気に満ちた様子が窺える写真資料等です。
また、併せて浦和画家たちの作品が展示されており、当時の風景とその雰囲気を感じていただけます。関東大震災で大きな被害を免れた浦和には多くの芸術家が移住し、洋画家を中心にさまざまな分野の芸術家が交流していたといいます。
このコーナーの企画を担当された埼玉県立近代美術館職員の菖蒲澤侑さん(埼玉大学大学院教育学研究科修了生)からのコメント
埼玉大学進学とともに埼玉に移り住んで以来今でも、浦和近辺で日々を過ごしています。教育実習の行き帰りに別所沼を通りながら、遊んだ帰りに浦和から北浦和まで歩きながら、浦和という地への関心が高まってきました。どうして浦和は城下町ではないのに栄えてきたのだろう、埼玉大学という学校に対して地域の方々が感じてくださる愛着はどこから来ているのだろう、あちこちに残る古い道や家はどんな浦和を見てきたのだろう。少しずつ形成されたそのような疑問について、現在勤務している埼玉県立近代美術館の収蔵品と、母校である埼玉大学に残る資料を活用して取り組むことができて、幸福に思っています。
自然豊かな浦和で語らう旧制浦高生や埼玉女子師範生は、私や埼玉大学学生のみなさんの遠い先輩の姿です。浦和に住み浦和を描いた絵画作品には、人々の思索を包んでくれていた在りし日の浦和が描かれています。ぜひ、埼玉大学の皆さまはじめ、浦和に関わりのある多くの方々にご覧いただければ幸いです。
自然豊かな浦和で語らう旧制浦高生や埼玉女子師範生は、私や埼玉大学学生のみなさんの遠い先輩の姿です。浦和に住み浦和を描いた絵画作品には、人々の思索を包んでくれていた在りし日の浦和が描かれています。ぜひ、埼玉大学の皆さまはじめ、浦和に関わりのある多くの方々にご覧いただければ幸いです。
本学修了生の菖蒲澤 侑さん
会期、休館日、開館時間、観覧料等については埼玉県立近代美術館のホームページをご覧ください。
【参考リンク】
「2017 MOMASコレクション 第3期」|埼玉県立近代美術館ウェブサイト