埼玉大学産学官連携協議会「第16回定期総会」、「産学官連携事例発表」及び「交流会」を開催しました
2015/06/16
平成27年6月1日(月)、埼玉大学産学官連携協議会は大宮ソニックシティで「第16回定期総会」(第1部)、「産学官連携事例発表」(第2部)及び「交流会」(第3部)を開催しました。
定期総会では、はじめに山縣秀司会長より挨拶があり、次いで原山正明関東経済産業局地域経済部長、立川吉朗埼玉県産業労働部長、岡安博文さいたま市経済局長から祝辞が述べられました。議事として平成26年度事業報告及び決算、平成27年度事業計画案及び予算案について報告があり、満場一致で承認されました。
産学官連携事例発表では、本学社会調査研究センター長の松本正生教授より「『選挙ばなれ社会』への処方はあるのか」と題して、社会?世論調査と市場調査、政策情報の客観性と暗数把握について、センターでの取り組みの紹介、また選挙離れの構図を示し、その対策などについて特別講演が行われました。
続いて、昨年度より本学が参画している埼玉県の「先端産業創造プロジェクト」にて、学内で進めている研究開発から、白井肇大学院理工学研究科教授による「塗布型高効率有機/結晶Siハイブリッド技術開発」、幡野健同准教授による「発光変化によるウイルスの簡便な検出技術開発」、尾形邦裕同研究員による「可視化技術による意欲的なトレーニング支援機器開発」の3つの講演と、形状計測機器開発の産学連携事例として塩田達俊同准教授による「広範囲の形状を高分解に計測できる光センシングシステム」と題した講演が行われました。
交流会でははじめに、山口宏樹学長が参加者へのお礼を述べるとともに、イノベーションがささやかれる中、国で進めている理工系人材育成戦略をベースに人材をどう育てていくのか、産学官間での議論が必要であり、この交流会を有効活用していただきたいと挨拶しました。会場では、本協議会の「大麦食品研究会」と「醸造酒研究会」が普及に努める大麦食品(パン?稲庭うどん?コロッケ?フルーツ?グラノーラなど)や「鳳翔閣」(埼玉大学ブランドの日本酒)が参加者に披露され、講演者や参加者との間で活発な意見が交わされました。
挨拶をされる山縣会長
祝辞を述べる原山関東経済産業局地域経済部長
祝辞を述べる立川埼玉県産業労働部長
祝辞を述べる岡安さいたま市経済局長
講演する松本社会調査研究センター長
事例発表会の様子
挨拶する山口学長
本協議会研究会関連の食品など