埼玉りそな銀行による寄附講義「現代銀行経営論」で学生が銀行へ提言を行いました
2014/08/01
7月22日(火)、本学では埼玉りそな銀行の寄附講義「現代銀行経営論」(前期?全10回)の最終日を迎え、同銀行の池田一義代表取締役社長らのご出席の下、この講義としては初の試みとなる「埼玉りそな銀行の『金融サービスにおいて』優れている点、それを深化させるためには?」をテーマとし、学生10グループが提言を行いました。この寄附講義は、本学と同銀行の包括協定に基づく取り組みとして2008年度から開講され、今年で7回目を迎えました。地域経済?社会における「地域金融機関」の果たす役割への理解を深め、将来の地域経済を担う人材の育成を目的として、経済学部専門課程の2~4年生を中心に実施しています。
各グループからは、埼玉りそな銀行の現状についての事前調査を基に、それぞれの視点で優れている点を挙げた後、店頭での新サービス案、外国語対応の強化、LINEなどのSNS(ソーシャル?ネットワーキング?サービス)の有効活用やオープンキャンパスでの学生向けサービスの宣伝による若年層への認知度向上など、学生ならではの提言がありました。
発表後の審査で社長賞が4グループに贈られ、池田社長より、「学生目線の実務に即した提案をいただいて、とても参考になりました。」との感想をいただきました。また、今後社会に出る学生に向けて「社会人として必要とされる価値判断力は、哲学?歴史などの背景を知ること、つまりリベラルアーツ(教養)を身に着けることが自信につながる。専門性は社会人になってからでも身に着けられるが大学生のうちに基礎能力をつけておくことが大切」と熱いメッセージを贈っていただきました。
受講した約100名の学生は、熱心に耳を傾けていました。
提言発表の様子
学生へ質問する池田社長
社長賞に選ばれた4グループの代表
池田社長から表彰