「ニュートリノ振動の初観測」により、
2015年ノーベル物理学賞受賞
私たちの身体、動物、植物、水、自動車など、地球上にあるあらゆるものは小さな原子からつくられています。たとえば水は水素と酸素という原子が結びついてできています。その原子を構成するもっと小さな粒子を素粒子と呼びます。あらゆる物質の最小単位が素粒子、ニュートリノはその素粒子の仲間のひとつです。
ニュートリノは、それ自体に質量がないといわれていました。しかし、梶田さんは『スーパーカミオカンデ』での実験により、ニュートリノにはわずかながら質量があり、姿を変えること(ニュートリノ振動)を世界で初めて発見しました。
梶田 隆章
Kajita Takaaki
略歴
埼玉県東松山市出身
1981年 埼玉大学理学部物理学科卒業
1986年 東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了
現職は東京大学宇宙線研究所 教授
埼玉大学卒業後、東京大学大学院で小柴昌俊先生(2002年ノーベル物理学賞受賞)、戸塚洋二先生の指導のもと、カミオカンデ実験にあたる。
その後、宇宙線研究所助教授などを歴任し、1998年大気ニュートリノを観測することで、ニュートリノに質量があることを提唱し、2015年ノーベル物理学賞を受賞。
ニュース
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- 18/01/30
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- 15/11/05
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